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23.976 / 24 / 25 / 30 fps とは何か

23.976 と 24 の 0.1% の差は、テレビ史の置き土産です。これに PAL の 4% が加わると、字幕が後になるほど食い違っていく原因になります。

更新日 2026-10-17トラブル解決ガイド

四つの数字はそれぞれ何か

フレームレートとは、1 秒間に何枚の絵を出すかです。よく出会う四つ:

  • 24 fps — 映画の撮影と上映の速度。映画館は 24 です
  • 23.976 fps — 映画が NTSC 方式のテレビに入ったときの速度。24 より 0.1% 遅い
  • 25 fps — PAL 方式(ヨーロッパ、中国、オーストラリアなど電源 50Hz の地域)のテレビの速度
  • 29.97 fps / 30 fps — NTSC 方式の番組の速度。ここでも同じ 0.1% の差がある

0.1% はどこから来たか

23.976 = 24 × 1000/1001、29.97 = 30 × 1000/1001。この 1000/1001 は NTSC のカラー化の置き土産です。既存の白黒受信機を壊さずにカラー副搬送波をねじ込むため、フィールド周波数を 60 Hz から 59.94 Hz(60 × 1000/1001)へ下げ、フレームレートも一緒に下がりました。

結果として、NTSC 地域で放送される映画は 24 ではなく 23.976 になります。差は 0.1%、1 時間で 3.6 秒。単体ではまず気づきませんが、下の 4% とは別物なので、一緒にして計算してはいけません。

4% はどこから来たか

PAL 地域は 25 fps で再生します。映画は 24 fps で撮られているので、そのまま 25 で流すと、コマ数は 1 枚も変わらず再生速度だけが 4% 上がります(25/24 ≈ 1.0417)。100 分の映画は PAL 版では 96 分になります。

これが進行型のずれの元です。オリジナルに合わせて作った字幕と PAL 版の映像は、冒頭ではぴったり合っているのに、エンドロールでは 4 分も食い違います。全体を平行移動しても直りません。比率で換算するしかないのです。

タイムコード調整ページの倍速調整欄:比率の入力欄
比率で換算する。一つの値が全編に効く

どう換算するか

換算とは比率を掛けることです。全編で共通の値です:

  • 24 → 25(PAL の倍速):× 0.96
  • 23.976 → 25:× 0.959(厳密値は 23.976/25 = 0.95904)
  • 25 → 23.976:× 1.0427
  • 23.976 ↔ 24:× 1.001 または × 0.999、どちらも 0.1% だけの差
  • 0.96 と 0.959 の差は 0.1%、映画一本で 6 秒未満。元が 24 か 23.976 か分からなくても 0.96 で実用になり、残りは二点固定で詰めれば済む

手持ちの素材がどれかを見分けるには

比率を当てずっぽうに決めるより、正しい時刻が分かっている二か所 — たいていは最初と最後の台詞 — を見つけ、「これは 00:00:12、あれは 01:35:40 にあるべき」とツールに教えてください。その二点の間で全編を線形に引き伸ばします。これが「二点固定」で、フレームレートの計算は要りません。

素材のフレームレートを自分で確かめるなら、プレイヤーかメディア情報ツールに書いてあります。`1080p.WEB` のようなファイル名に手掛かりがないときは、二点固定のほうが安全です。

タイムコード調整ページの二点固定欄:上下二列の時刻入力
二点固定ならフレームレート計算は不要。二つの時刻だけ

関連ツールとガイド

フレームレート換算そのものは 字幕のフレームレート変換、倍速調整は 字幕の倍速変換、全体のずれか進行型のずれか迷うときは 後になるほど字幕がずれる。

すべてブラウザ内で完結します。インストールは不要です。

タイムコード調整を開く

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